2002年度より電力供給事業を開始し、地域の電力の安定供給に貢獻しています。
更に現在、発電所の増設?新設計畫を進めています。
1995年の電気事業法改正を受け、神戸製鉄所の既存インフラや製鉄事業での自家発電のノウハウなどを最大限に活用した新規事業として、神鋼神戸発電所を建設し、2002年度より電力供給事業を開始しています。発電した電力は、関西電力(株)へ全量を供給しています。電力卸供給事業としては國內最大規模であり、神戸市の夏場のピーク電力需要の約7割を賄える規模です。また、都市部に立地していることから、最高水準の環境設備を備えています。2016年4月に、事業會社名をこれまでの神鋼神戸発電(株)から、グループブランドを付した(株)コベルコパワー神戸へ変更しました。
栃木県にある真岡製造所の隣接地に125萬kWの発電所を建設しています。2014年9月に東京ガス(株)と電力とガスの供給に関する契約を締結し、2019年後半の1號機、2020年前半の2號機稼動開始を目指しています。本発電所は、東京ガス(株)から都市ガスの供給を受け、最新鋭のガスタービン?コンバインドサイクル(GTCC)による國內最高レベルの効率で発電を行います。本発電所は、國內初の本格的な內陸型火力発電所であり、電源の分散立地によるエネルギーインフラの強靱化や地域の発展などに貢獻できると考えています。なお、発電所稼働後の運転につきましては、2019年8月に真岡市と締結した公害防止協定書や、栃木県環境影響評価條例を遵守するとともに、事後調査の実施及びその狀況の公表等を行ってまいります。
2017年の神戸製鉄所の上工程休止に伴い、高爐跡地に発電規模130萬kWの発電所を建設しています。2015年3月に関西電力(株)と電力受給契約を締結し、2021年度の3號機、2022年度の4號機稼動開始を目指しています。本発電所は、最新鋭の発電技術である超々臨界圧発電設備の導入に加え、都市型発電所に相応しい最高水準の環境設備を備えたものとなります。
発電所名 | 燃料 | 発電規模 | 発電方式 | 供給開始時期 |
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神戸発電所 | 石炭 | 140萬kW (70萬kW×2)? |
微粉炭火力 超臨界圧発電 | 1號機 : 2002年4月 2號機 : 2004年4月 |
真岡発電所(建設中) | 都市ガス | 124.8萬kW (62.4萬kW×2) |
ガスタービン?コンバインドサイクル (GTCC) |
1號機 : 2019年後半予定 2號機 : 2020年前半予定 |
神戸発電所(建設中) | 石炭 | 130萬kW (65萬kW×2) |
微粉炭火力 超々臨界圧発電 | 3號機 : 2021年度予定 4號機 : 2022年度予定 |