歴史?歩み
明治、大正、昭和、平成…。激動する時代の中、近代日本の歴史とともに、KOBELCOは自らの道を歩み続けてきました。2005年に創立100周年を迎え、次の100年をめざすKOBELCO。その、未來へと向かう軌跡をご紹介します。
1905(明治38)年9月、KOBELCOの歴史は始まりました。合名會社鈴木商店が神戸?脇浜にあった小林製鋼所を買収し、神戸製鋼所として創業したのです。
以來、1926(大正15)年には日本初のセメントプラントを完成、さらに國産1號機の電気ショベルを製造、アルミ?銅製品や溶接材料の生産を開始するなど、メーカーとしての基盤を著実に固めていきました。
一方、時代は太平洋戦爭へと移り、1945(昭和20)年には空襲により全國の工場が大きな被害を受ける中で終戦を迎えました。
戦後の混亂がまだ収まらない中、神戸製鋼所は、戦後いち早く鉄鋼の生産を再開した後、1955(昭和30)年には、國內初の金屬チタンの生産を開始。チタン工業化のパイオニアとしての地位を築いていきます。
1959(昭和34)年には神戸製鉄所の第1號高爐に火入れを行い、銑鋼一貫メーカーとしての道を歩み始めました。
1970(昭和45)年には加古川製鉄所が完成。線材?棒鋼をはじめとする幅広いメニューが揃いました。
日本の高度成長とともに神戸製鋼所も大きく成長し、鉄鋼?非鉄と機械の複合経営の基盤が築かれたのです。
1960(昭和35)年に初の海外拠點となるニューヨーク事務所を開設、1962(昭和37)年には現在のバングラディシュに日本企業で初の肥料プラントを建設するなど、神戸製鋼所は1960年代から海外進出を始めました。
1970年代に入ってさらに國際化が加速し、東南アジア、中東、アメリカ、中國へ次々と拠點を開設。海外でのビジネスと複合経営を本格化していきます。
國際統一営業標識として「KOBELCO」が制定されたのも、この頃でした。